今回は結婚相談所に対する世間の声に、ぶっちゃけて回答していきたいと思います。
「どうせ売れ残りの集まりでしょ?」
「お金払ってまで結婚相手探すなんて、必死すぎじゃない?」
「スペックだけで判断されるなんて、なんか怖い…」
そんなふうに感じたことがあるという方も、いるかもしれませんよね。
新しい挑戦をする時に不安が全くない人はいないので、当然といえば当然です。
だからこそ婚活を始めようと思ったとき、多くの人が「結婚相談所って、実際どうなの?」という疑問や不安を抱くわけです。
特にネット上では、婚活に対する偏見やネガティブな声が多く、
結婚相談所に興味を持ちながらも、あと一歩を踏み出せない方が多いのが現状です。
そういった声に影響されて、「婚活=恥ずかしいこと」と思い込んでしまう人も少なくありません。
その結果、本当は結婚したいのに誰にも相談できず、時間だけが過ぎていってしまうんです。
いろんな理由をつけて婚活のタイミングを逃してしまう方を、私たちはこれまで本当にたくさん見てきました。
だからこそ今回は、あえて私たちが世間の声に正直に向き合い、リアルな現場の声をお届けしようと思います。
誤解されやすい部分も含めて、結婚相談所の実態をしっかりお伝えしていきますね。
今回のアンケートは、、Googleフォームで募集したもので、リアルな声がたくさん届きました。
その中から、7つに厳選してお話ししていきたいと思います。
質問に回答
結婚相談所への声その①
たしかに結婚相談所の費用は安くはありません。
入会金や月会費、お見合い料なども含めて、トータルでおよそ50万円前後になることが多いです。
だからこそ、無理して入るものではありません。
生活を圧迫してまで婚活をするのは本末転倒ですし、金銭的に厳しい方は、まずは「自己投資の準備期間」と捉えて、貯金することが先決です。
無理して婚活をスタートしても、たとえばデート代が出せないとか、交通費すら惜しいという状況では、相手と良い関係を築くことは難しいでしょうし、
何より、その先の結婚生活すら不安に思ってしまうと思います。
そのため、本当に物理的にお金がないのであれば、今すぐ婚活を始めるべきではありません。
ただ、お金に余裕があるのに「もったいない」「不安だから」と動かないのは、お金の使い方を間違えているとも言えます。
「恋愛や結婚は、お金をかけてまでするものじゃない」という思い込みや、ある種の“洗脳”のような感覚があるため、
お金を使うのがもったいないと感じる方もいるのかもしれません。
でも、それを言うなら、ダイエットも同じじゃないですか?
ダイエットなんて筋トレと食事管理さえすれば、誰だって痩せられるはずなのに、
実際にはお金を払ってジムに通っている人がたくさんいますよね。
なぜだと思いますか?
自己流でもダイエットはできますが、その場合、たとえば同じ10kg痩せるにしても、
落としたくない部分の脂肪や筋肉まで落としてしまったり、逆に落としてほしい部分にお肉が残ってしまったりするんです。
でも、プロにお願いすれば、絞りたいところを的確に絞って、
理想の体型に近づくようにサポートしてくれます。
知識がないまま自己流でガシガシやってしまうと、良くない痩せ方になったり、
頑張ったのに思ったような結果が出なかったりします。
結婚もこれと同じです。
自力でナンパしまくれば、出会いは確実に増えます。
その分、結婚にも近づけるかもしれません。
でも、そのやり方を間違えていると、出会いは増えても結婚には至らず、
いつも途中で振られてしまうということになりかねません。
結婚相談所は、結婚するためのプロセスを把握していて、
「いつ」「どのタイミングで」「どんな話をすればいいのか」「どうすれば距離が縮まるのか」「どうすれば結婚を意識してもらえるのか」など、すべて分かっています。
30代に突入しているなら、自己流婚活はもう“事故”ですので、私はおすすめしていません。
結婚相談所への声その② 入会後のサポートがわからない
これは本当によく聞く声ですよね。
ただ、今の結婚相談所は多くの情報を公式サイトやSNSなどで公開していますし、
無料カウンセリングでも丁寧に説明してくれるところがほとんどです。
だから、「分からないから」と言ってそのままにしておかず、
自分から積極的に聞きに行く姿勢が大切です。
入会後は、プロフィール作成のサポートから始まり、
お見合いの日程調整、服装や話し方のアドバイス、交際中のサポート、そして成婚に向けた最終的な意思決定のフォローまで、細やかな支援が受けられる相談所もあります。
一方で、まったくフォローがないところもあります。
フォローがあるから良いというわけではなく、
皆さんがどこまでのサポートを求めているかが重要です。
結婚相談所への声その3
オンラインサポート
コロナ以降、オンライン対応のサポートを導入する相談所が一気に増えましたよね。確かに対面で会えないことに不安を感じるのは自然なことだと思います。ただ実際には、オンライン完結型の結婚相談所で成功している方もたくさんいらっしゃいます。つまり「直接会えない=うまくいかない」というのは、単なる思い込みにすぎないんです。
オンラインの良さは、何といっても距離や時間に縛られないこと。仕事や子育てが忙しい方でも、移動時間ゼロでカウンセリングを受けられますし、夜の時間帯でも相談できます。むしろ対面型よりも相談の頻度や深さが増すケースも少なくありません。
結婚相談所への声その4
自分と相性の合うカウンセラーが本当にいるか不安
相性の良し悪しは、人が関わるサービスなら当然気になるポイントですよね。「担当と合わなかったらどうしよう」「意見を押し付けられたら嫌だな」と感じる方も多いと思います。実際、最初のカウンセラーと合わず活動が停滞してしまうケースも、業界全体で一定数存在しています。
ただ、多くの相談所ではカウンセラーの変更が可能です。だからこそ大事なのは、受け身にならず「どんなサポートが欲しいのか」「何が不安なのか」をちゃんと言葉にして伝えること。カウンセラーは答えを与える人ではなく、一緒に考えるパートナーなんです。
結婚相談所への声その5
売れ残りの集まりだと思っているから結婚したいけど抵抗がある
「結婚相談所=売れ残り」というイメージは、今も根強く残っていますよね。でもそれは大きな誤解です。いまや、相談所に登録しているのは20代~30代前半の方も多く、恋愛で消耗せず効率的に本気の相手と出会いたいという、前向きな理由で入会する人が多数です。
年齢が上がるにつれて、自然な出会いの機会は減っていくため、「紹介や職場だけでは限界」と気づく方も多いんです。だからこそ「時間を無駄にせず、最短距離で真剣な出会いをしたい」と感じた方が、結婚相談所を選ぶようになっています。
最初は偏見を持っていた方が「無料相談だけでも」と気軽に来てくださり、その後3〜6ヶ月で成婚するケースが本当に増えています。「やれることをやって結婚を決めるのか、何もせず望まぬ独身を貫くのか」。その小さなプライドを捨てて行動した人だけが、最終的に満足のいく人生を歩めるのかもしれません。
そして、そのプライドを捨てたことに誰も気づきませんし、そもそも他人は自分のことを思っているほど見ていない。そう知るだけで、今よりも少し身軽になれるかもしれません。
結婚相談所への声その6
性行渉をせずに結婚を決めるのは不安
恋愛から結婚へ進む場合と違って、結婚相談所では「成婚=婚約」というルールがあるため、性行為は成婚後が前提になります。だから「体の相性が合わなかったらどうしよう」と不安になるのは自然な感覚です。
ただ、相談所では性的価値観についてもカウンセラーと一緒に整理できます。例えばスキンシップの考え方や、子どもを望むかどうかといった、普段は話しにくい内容も安心して相談できるのが特徴です。
逆に「性行渉もOK」という相談所があったとしたら、皆さんどう思いますか? 倫理観がどうなってるの?って不安になりませんか? 真剣に結婚を目指す人たちが「体の相性も大事」と言って、あちこちで関係を持っていたら… そんな状況、受け入れられますか?
もし「気にしない、何でもOK」ということであれば、それは相談所よりアプリの方が向いていると思います。つまり出会いの場をそもそも間違えているということですね。
「性行渉なしで結婚を決めるのは不安」という問題は今後も残るかもしれませんが、安全な出会いを保障するためには、こうしたルールが必要だと私は考えています。だからこそ、既婚者や遊び目的の人、業者や詐欺まがいの人と出会うリスクなく、真剣な相手と短期間で出会える。それが相談所の強みなんです。
結婚相談所への声その7
スペックでしか人を見ていない・見られていないのが嫌だ
確かに結婚相談所のプロフィールでは、年収・学歴・身長・職歴など、数値で判断される項目が多くなりがちですよね。だから「条件だけで人を判断されるのが嫌」と思うのは自然です。
でも実際の成婚者たちは、最終的にスペック以外の要素で結婚を決めています。最初は条件で興味を持っても、お見合いを重ねる中で「話しやすかった」「価値観が合った」「一緒にいて安心できた」といった理由で、当初の条件とは違う相手を選ぶケースが圧倒的に多いです。
条件は入口、人柄は出口。これが結婚までのリアルなプロセスなんです。スペックだけで判断されるのは最初だけで、人柄が伴っていなければ結婚までは進みにくい。それが婚活の現実です。
高スペックの方はその条件を強みに使えばいいし、そうでない方は代わりの武器を準備して、入り口でしっかりアピールする工夫が必要です。いずれにしても、自己流の婚活は30代以上の方にとってはリスクが高いので、結婚までのプロセスを熟知した相談所と一緒に進めていくことをおすすめします。
最後に伝えたいこと
ここまで、結婚相談所に対するさまざまな声に正直に向き合ってきました。改めてお伝えしたいのは、「誤解や偏見で自分の幸せを遠ざけるのは、あまりにももったいない」ということです。
確かに、結婚相談所にはお金がかかりますし、カウンセラーとの相性やサポート内容への不安もあるでしょう。「売れ残り」「スペック主義」といった言葉も、不安をあおる要素かもしれません。でも、その多くは実態ではなく、ただの想像や噂にすぎないんです。
実際に活動している人たちは、自分の幸せを自分の意思で掴もうとしている前向きな方ばかりです。私は、そういった方々の不安や迷いを否定せず、一緒に整理する時間を大切にしています。
最初から完璧じゃなくていいし、どこから始めても構いません。結婚相談所は「最後の手段」ではなく「本気の人のためのスタートライン」です。「やらない言い訳」ではなく「やる理由」を、ぜひ見つけてみてください。