私もかつて、「30代になれば結婚できる」と思い込んでいました。でも気づけば独身のまま。焦ったり、将来に不安を感じたりすることもありました。
実際、未婚の女性は増えています。総務省の国勢調査では、30代前半女性の約3人に1人が未婚とされています。30代後半になると4人に1人。ただ、逆に言えば、30代後半でも4人に3人は結婚しているということです。
では、なかなか結婚に結びつかない人には、どんな共通点があるのでしょうか?私自身の体験や、これまでに見てきた婚活中の女性の傾向から、特に印象的だったものを5つにまとめてお伝えします。
男性に対して無意識に張り合ってしまう
仕事を頑張っている女性は本当にかっこいいです。私もキャリアを大切にしている方には共感します。ただ、その努力を婚活の場で前面に出しすぎると、恋愛対象から外れてしまうことがあります。
以前、同じ業界で働く男性とお見合いした女性がいました。仕事の話で盛り上がり、彼女は「また会いたい」と感じたそうです。でも男性からはお断り。「尊敬はするけれど、恋愛としては違う」と言われたそうです。
「私もそれできます」「成績1位でした」などの発言は、アピールのつもりでも、相手に競争心を感じさせてしまう場合があります。仕事の話が悪いわけではありませんが、相手がどう受け取るかも意識してみるといいかもしれません。
奢られて当然という態度になっている
「男性が奢るのが当たり前」と思っていませんか?最近では、女性の方が収入が高いカップルも増えています。そんな中で、奢られるのが当然という態度は、男性から敬遠されがちです。
たとえば、男性がご飯をごちそうしてくれたとき、「ありがとうございます」と笑顔で伝えるだけで、印象は大きく変わります。逆に、当然のような無反応だと、それだけで次はないと思われることも。
私が印象に残っているのは、「次回は私にごちそうさせてくださいね」と明るく言っていた女性の話。その一言で空気が和み、次のデートにつながったそうです。
また、ドライブデートで駐車場代をサッと払う女性もいます。こうした気配りは金額よりも「思いやり」として伝わります。
「普通こうでしょ」という考えにとらわれている
婚活中に、「男性がリードすべき」「予約は男性の役目」といった声をよく聞きます。私自身、そう思っていた時期がありました。
でも、「普通」って誰にとっての普通でしょうか?
ある女性が「土曜のランチなのに、彼が予約をしない」と不満をこぼしていました。私が「自分で予約してみたら?」と伝えると、「女性が予約するのは変じゃないですか?」と驚かれていました。
でも、考えてみてください。予約をするのに性別は関係ありませんよね。自分の常識が、相手の常識とは限らないんです。
相手に期待して待つよりも、自分から動く方がスムーズに進むことも多いです。柔軟に考えられる人ほど、パートナーとして魅力的に映ると思います。
過去の恋愛を引きずってしまっている
新しい出会いがあっても、気づくと元カレと比べてしまう。私にもそんな経験があります。
たとえば「前の彼はもっとマメだった」とか、「次の人もA型がいい」と思ってしまう。気づけば、元カレのような人ばかり探してしまうんです。
でも、過去と全く同じ人なんていません。今、目の前にいるのは新しい誰か。元カレではありません。
過去の恋愛に縛られていると、今の相手の良さが見えなくなります。不満ばかり探してしまう関係では、幸せにはなれませんよね。
過去を思い出すことがあっても、それは学びとして心に置いておいて。新しい出会いには、新しい目線で向き合うことが大切です。
男性に頼る「隙」が見せられていない
長く一人でいると、自分のことは自分でできるようになります。それは素晴らしいことですし、私もそうありたいと思っています。
でも、完璧に見える女性は、男性にとって少し近づきにくく感じられることもあるようです。「この人は俺がいなくても大丈夫そう」と思われてしまうんですね。
実際、私の知人男性も、「頼られる方が嬉しい」と話していました。小さなことでいいので、相手を頼ってみるのもひとつの手です。
たとえば、スマホの設定をわかっていても「これ、教えてくれる?」と聞いてみたり。旅行の計画を立てるときも、「どこがいいかな?」と相談してみたり。
そうした何気ない頼り方に、男性は喜びを感じやすいようです。自分でやった方が早いと思っても、あえてお願いしてみると関係が変わるかもしれません。
でも、彼の意見から新しい気づきが得られることもあるんです。
婚活で考えすぎてチャンスを逃す理由
年齢を重ねると、慎重になるのは当然です。
でもその分、迷っている間にご縁が遠のくことも。
少しの不安で出会いを見送ってしまうケースも多いです。
タイミングがずれると、後悔することもあります。
婚活では「完璧」を求めすぎないことが大切
慎重すぎる選択は、前に進めない原因にもなります。
大切なのは、選んだ相手と歩んでいく覚悟です。
「もう少し考えたい」と思ったときこそ、行動のチャンス。
不安でも、前に進むことで流れが変わることもあります。
過去に縛られず、今のご縁を大切にする
元カレと比較したり、理想を追い求めすぎたり。
過去の恋愛が今の出会いを妨げていることもあります。
過去ではなく、「今」を大切にすること。
自然体でいられる相手こそ、本当のご縁です。
まとめ:未来を変えるのは自分自身の意識
私も、「30代になれば自然と結婚できる」とどこかで思い込んでいました。
でも現実は違っていて、不安や焦りに飲み込まれそうな時期もありました。
国の調査でも、30代の未婚率は決して低くありません。
でもだからこそ、自分の行動や考え方が大切になってくるんです。
婚活がうまくいかないときは、運が悪いだけじゃないのかもしれません。
少しだけ視点を変えてみることで、ご縁の流れが変わることもあります。
- 男性と張り合わず、対等な関係を意識する
- 支払いやデートでの思いやりを忘れない
- 「普通こうあるべき」といった固定観念を手放す
- 過去の恋愛と今の相手を比べない
- 頼ることも愛情のひとつと考える
この5つのポイントは、私自身の失敗や学びから感じたことです。
婚活は答えのないものですが、自分らしさを大切にしながら、柔軟に考えることが何よりも大事だと実感しました。
結婚はゴールではなく、スタートです。
だからこそ、「この人とならやっていけそう」と思える相手と、前向きに向き合う気持ちが大切です。
焦らず、でも立ち止まらずに。
未来は、あなた自身の選択でいくらでも変えられます。